日本の、知らなかったお祭りに会いに行こう。
language

川の上に結ぶ、わら細工と星を託す八代・芦北の七夕

八代・芦北の七夕綱

Yatsushiro And Ashikita’s Tanabata Rope

八代・芦北の七夕綱をテーマにした祭りのイメージ

まずは、開催情報をチェック

EVENT INFORMATION
開催時期 / 頻度
毎年8月6日ごろ / 毎年
開催場所
八代市坂本町中谷の木々子、芦北町の上原・岩屋川内・下白木・祝坂
エリア
熊本県・八代市、芦北町
見どころ・楽しみ方
一般参加 / 観覧
観覧OK
最終更新日
2026/10/19

八代市と芦北町の山あいで、稲わらの一本綱に七夕の願いと地域の暮らしを託す民俗行事です。

八代・芦北の七夕綱とは?

八代市と芦北町の山あいに伝わる、稲わらの長い綱を使った七夕行事です。

集落の入口や川の上に綱を張り、彦星と織姫の人形、履物、農具などのわら細工を吊るします。

七夕の星の伝承に加え、悪霊や疫病を防ぎ、盆の精霊を迎える意味も重ねられてきました。

現在も五つの集落で伝承されています。

出典:国指定文化財等データベース

何が面白い?

一般的な七夕の笹飾りとは異なり、稲わらで編んだ一本の綱を川の上に渡す姿が大きな特徴です。

綱には舟に乗った彦星と織姫、草鞋、牛の沓、農具、馬、蛸、鶴亀など、地域ごとにさまざまな細工が吊り下げられます。

綱がどのように切れるかを見守り、農作物の出来を占う習わしも伝わっています。

出典:八代・芦北の七夕綱 | 熊本県 | 日本の文化遺産を探す|国宝・重要文化財データベース

川の上に結ぶ、わら細工と星を託す八代・芦北の七夕

どんなことをする?

八代市坂本町の木々子地区では、住民が藁を持ち寄り、柔らかくしてから綱を綯い、吊り下げるわら細工を作ります。

完成した綱と飾りは集落の入口付近へ運ばれ、川を挟んで電柱の間などに張り渡されます。

芦北町の各地区でも、公民館などで準備をした後、集落の広場や川の上に綱を張ります。

参加方法

木々子地区では、わら細工づくりが集落外から訪れる人にも開かれてきました。

見学だけでなく、地域の人とともに行事の準備に加わる機会があります。

小さな集落の営みを尊重し、参加を希望する場合は、保存会や市の窓口へ事前に問い合わせてから訪れるのが安心です。

木々子地区でのわら細工づくりへの参加を希望する場合は、八代七夕綱保存会または市の窓口へ事前に問い合わせてください。

現地では住民が綱や飾りを準備しているため、当日に突然加わるのではなく、受け入れ方法や集合場所を確認してから訪れることが大切です。

開催場所・アクセス

会場・所在地

八代市坂本町中谷の木々子、芦北町の上原・岩屋川内・下白木・祝坂など、各集落の入口や川の周辺

車

集落は内陸部の山あいにあり、車での訪問が便利

道路状況を確認してから向かってください

開催会場 熊本県八代市、芦北町 八代市坂本町中谷の木々子

会場名で検索した地図です。開催範囲や入口は公式案内をご確認ください。

Googleマップで開く

開催日・開催時期

例年、8月6日に綱を張る行事が行われ、飾りは8月後半まで掛けられる地域があります。

訪問前に該当する市町村の教育委員会へ、最新の開催状況を確認してください。

見に行くときの注意点

行事の舞台は、鉄道やバスの幹線から離れた山あいの小さな集落です。

現地では住民の作業や生活の場に入ることになるため、保存会や自治体に日程と訪問方法を確認し、作業の妨げにならないよう見学してください。

豪雨などで道路状況が変わることもあるため、車で向かう際は通行状況にも注意が必要です。

八代・芦北の七夕綱の起源・歴史

八代・芦北の七夕綱は、かつて熊本県南部の30か所以上で行われていたとされます。

現在は八代市坂本町の木々子と、芦北町の上原、岩屋川内、下白木、祝坂の五つの地区に伝承されています。

八代市木々子では、いったん途絶えた行事が昭和50年ごろに高齢者たちの手で復活し、2015年には保存会が正式に発足しました。

公式情報

国指定文化財等データベースで、八代・芦北の七夕綱は「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として紹介されています。

保護団体は八代七夕綱保存会と芦北町七夕綱保存会です。

八代・芦北の七夕綱のまとめ

八代・芦北の七夕綱は、稲わらの一本綱を川の上に渡し、星の人形や農具などのわら細工を吊るす独特の七夕行事です。

七夕の伝説だけでなく、疫病除け、祖霊迎え、豊作の占いなど、山あいの暮らしに結び付く意味を持ちます。

8月6日の行事を訪ねる際は、保存会や自治体への事前確認をおすすめします。

#作る#山・里山

おもしろまつり.jp 編集部

地域の文化を大切に、知らなかった日本との出会いを。
記事更新日:2026/10/19

編集方針について

情報提供・訂正をする このお祭りの写真を提供する